1趣旨
・子どもは乳幼児期に、家庭生活や地域における他人との出会いを通じて人との信頼関係を培う。適切な関わりを受けた子どもは、その後の集団生活に適応し、学びを重ねて成長し、やがて社会の一員として貢献する存在となる。親子の信頼関係は子どもの成長の土台として重要であり、そのためには親が孤立せず、人との関わりの中で子どもを育てる環境が必要である。核家族化が進んだ現代では、より積極的な環境作りが求められる。
・当団体は、地域の子育て中の家族とそれを支援する地域住民や関係機関そして社会に対し、子育て・子育ちの環境の向上に資する活動を広く行い、社会全体の子育て・家庭教育支援の充実と次世代育成に寄与することを目的とする。
・具体的には、出会いの場・集い・諸団体や地域コミュニティとの連携など、つながり作りの多様な機会を提供し、その中で親と子が安心して様々な体験ができるように支援する。親も子も支援者も自尊感情を大事にしてお互いの存在を認め、出会いの楽しさと大切さを実感することにより、自立した市民として次世代の地域コミュニティの担い手となることが期待される。
・「はんもっく」は母親主体のグループで各家庭の子育てを重視し、また当事者主体の子育てサークル(以下サークル)の活動を応援する方針であったため、団体自体の活動も発信力も小規模であった。しかし近年人間関係を不得手とする親が増加し、サークルの運営が負担となる声が高まってきた。さらにひろばやグループなどで単に親子が集まるだけでは、つながりができにくい心理的孤立状態が生じてきたことに危機感を抱き、つながり作りのプログラムを展開することに社会的使命と責任を感じている。以上のような経緯より、事業を拡大・発展させる必要性を強く感じたため、法人格を取得したい。
2申請に至るまでの経過
1996年に任意団体として「はんもっく」を設立。当時増加していた箕面市内のサークル紹介を目的に『子育てMAPみのお』の冊子を作成した。その後、同冊子の発行とサークル交流会を開催し、サークル支援を行なってきた。この間、市内のサークルは20組以上存在し、この世代の地域コミュニティとしてある程度機能していた。
しかし、2010年ごろからサークルの自主運営が敬遠されるようになり、サークル数やメンバー数が激減してきた。2012年に当団体の方針を変更し、スタッフを増員して活動を新展開することとした。つながり作りのスキルアップを図る講座を開催し、サークルへの出前企画など支援内容を充実させると共に、当団体主催の地域おやこクラブを開始した。
役職名 |
氏 名 |
所属 |
理事長 |
福井 聖子 |
大阪府小児救急電話相談上本町事務所 所長 |
副理事長 |
北口 有紀 |
NPO法人はんもっく理事 |
理 事 |
安家 周一 |
(学)あけぼの学園理事長 |
理 事 |
西林 幸三郎 |
大阪聖徳学園 理事・教育参与 |
理 事 |
山野 則子 |
大阪公立大学 教授 |
理 事 |
森田 京子 |
元箕面市立保育所長 |
理 事 |
遠山 美穂子 |
NPO法人はんもっく理事 |
理 事 |
黍迫 純子 |
NPO法人はんもっく理事 |
監 事 |
桑原 峯子 |
民生児童委員 箕面小地区青少年を守る会 |
1996年
|
4月発足 『子育てサークル&遊び場ガイド:子育てMAPみのお』発行とサークル交流会を開催。 |
2000 年 |
『子育てMAPみのお』Vol.2 から、3年ごとの改訂を行う。 |
2013年 |
2月8日箕面市にNPO法人申請書を提出。 6月13日 NPO法人設立。 |
2020年 |
10月6日 「はんもっくのおうち」オープン |
2023年 |
11月10日 はんもっく助産院を開設 |
この度 はんもっくは、令和5(2023)年7月10日に『はんもっくのおうち』にて、第11回定期総会を行いました。
議 題:第1号議案 2022年度活動報告承認の件
第2号議案 2022年度決算承認の件
第3号議案 2023年度活動計画承認の件
第4号議案 2023年度予算書承認の件
すべて可決され、承認されました。
はんもっく助産院
産後デイケアを行なう助産院です。出産は扱いません。はんもっくのおうちで、のんびりゆったり、人と集うなかで子育てできるよう応援しています。